先日、腹腔鏡手術で子宮筋腫を摘出した41歳です。
2023年7月に子宮筋腫の摘出手術(腹腔鏡)のため、人生初めての入院をしました。
入院期間は4泊5日。
恐怖の手術は入院2日目でした。
子宮筋腫で入院した1日目の様子をお届けします。
どんな検査があるのか、どんな流れなのか、忘れないように細かくメモした内容をもとに細かく綴っています。
病院によって異なる部分もあるはずなので、こんな流れもあるんだなぁ~と参考程度に留めていただけると幸いです!
また、質問多めの私が看護師さんや薬剤師さん、麻酔科医さんに聞いた気になる質問も記載しているので、これを読んでいるみなさんの疑問解決・不安解消に繋がると良いなと思っています。
私は独身でパートナーもおらず実家も遠方のため、1人で入院をしました。
1人で入退院できるか不安な方にも参考にして欲しいです。
【私について】
2023年7月に子宮筋腫摘出手術済
・41歳
・独身(バツイチ・妊娠歴なし)
・一人暮らし
・子宮筋腫6cm
・ミレーナ挿入済み
・注射が大嫌い
▶手術に至る経緯の記事はこちら
▶子宮全摘出or筋腫摘出で迷った記事はこちら
入院初日の一日の流れ
- 12:30入院受付
- 13:00病棟に移動
- 13:10コロナ検査
- 14:50薬剤師説明
- 15:20麻酔科医説明
- 15:30コロナ結果・採血・お臍そうじ
- 16:00入院中生活の説明・センノシド2錠服用
- 16:35シャワー
- 18:30夕食
- 21:00就寝
初日は上記の流れでした。
コロナの結果が出るのに2時間超。待ち時間が長い一日でした。
入院時は持ち物に注意が行きがちですが、手足の爪を切っておくこと、手足のマニュキュアも落としておくことを忘れないようにしました。
術後は指にパルスオキシメーターをずっと装着されています。
ジェルネイルやマニキュアを塗っていると正しく計測できないこともあるようです。
また、爪の色で健康状態を判断できることもあるのでマニキュアは塗らない方が良いのでしょう。
病院からもジェルネイルやマニキュアは落としてくるよう指示がありました。
退院後もお腹が痛い体勢があり、姿勢に自由が効きませんでした。
足の爪を切るのはしんどそうだったので、入院前に切っておいて良かったです。
大荷物で病院に向かう
病院から持参を指定されてるものもあり、入院時は荷物が非常に多いです。
ホテル宿泊とは異なり、ティッシュや歯ブラシ、コップ、バスタオル等さまざまな日用品を持参する必要があります。
また、手術することから1,2日で退院できるわけではないので泊数分の着替えやタオルも必要です。
(※荷物についての記事は後日アップします!)
結局荷物は10キロちょっと。
数時間かかる遠くの病院に入院したので、真夏の暑い中で荷物がとても重くて疲れました。
行きは気合でなんとかなりました!
帰りのことを考えると不安でした。
退院予定日は手術の3日後だったので、10キロの荷物を抱えて数時間の移動は難しく感じました。
帰りはコンビニから一部荷物を発送することにしました。
そのため、発送に必要な袋やガムテープも持参!
リュックではなく、キャリーケースとも迷いました。
しかし、歩行中は楽ですが電車やバスに乗り降りする際に持ち上げられるか考えると難しいように思い、やめました。
自宅から距離があるため、乗り換え回数も多いのです。
特にバスは、電車よりも高く持ち上げなければならず、2、3段の階段もあるので難しいと判断しました。
腹腔鏡でお腹に4か所深部まで穴をあけた傷がある状態で、グッと一瞬力む事にも不安。
リモワのキャビンSを所持していますが、空の状態で4.2kg!
重さ的にも諦めました。
軽いスーツケースであれば、良いかもしれません!
ちなみに退院前にもらった術後の生活についての用紙には、「腹圧のかかるような重たい荷物(5kg)の上げ下げは控えてください。」とありました。
リモワのスーツケースだと余裕で5kgを越えてしまいます。
リュック&ミニボストンは重さがしんどかったですが、ゆっくり時間をかけて帰宅をすれば余裕で帰れます。
退院時は途中喫茶店で休憩したり、ベンチで休んだりしながら帰宅しました。
忘れがちなアイテムに注意!
・入院当日のクレンジング
・保険会社に提出する診断書用紙(手術後に病院に記入申請!)
・健康保険証
入院ファッション
【着用アイテム】
・Re:EDIT ジョーゼットポンチロングキャミワンピース
・titivate ベーシックフレンチスリーブライトニット(画像と同色は終売)
・yuzuta art アルコールインクアートピアス
・ニューバランス 996
前述の通り大荷物だったため、退院時用の服一式を持って行くのは無理だと諦めました。
キャミワンピースは退院時も着回します。
退院日用のインナー・トップス・靴下の着替えを持参。
腹腔鏡手術ではお臍と腹部数か所を切るため、腹部に傷口ができます。
パンツやスカートだとウエスト部分が傷にあたると思い、ワンピースを選択。
同日入院した子も、同じようなワンピースでした!
また、重い荷物を持っての移動。
歩きやすさ重視でスニーカーを履いていきました。
あまりガーリーなワンピースや、コンサバ風のワンピースだとスニーカーが合いません。
キャミワンピなら適度にカジュアルなので、スニーカーと合わせやすいです!
初めての入院と手術で不安なため友人達との思い出アイテムも持って行きました!
★Point★
動きやすさと軽量化、術後の傷口を考えたファッションを意識!
必要書類を提出
病院に着いたら、入院受付で書類を提出しました。
保険証と診察カードも提示。
提出書類は大きく分けて2ジャンル。
うち入院に必要な書類を窓口で提出。
手術に関しての書類は、病棟で提出するように言われました。
①入院に必要な書類
・入院申込書兼誓約書
・個室に係る差額ベッド支払い同意書
「入院申込書兼誓約書」には連帯保証人欄の記入が必要でした。(直筆)
②手術についての書類
・手術同意・承諾書
・麻酔同意・承諾書
・特定生物由来製品(血液製剤など)の使用に関する説明と同意書
各書類、病院宛・控えの2部
「手術同意・承諾書」と「麻酔同意・承諾書」には親族欄の記入が必要でした。(直筆)
前回の受診時に、緊急連絡先を3人分書類に記入するよう命じられ提出しています。
父親と母親と…
もう一人が浮かばない…
友人でも良いとのことだったので、今回の手術にあたり心配してほぼ毎日電話をくれていた友人の名前を書かせてもらいました。
受付後は、病院から下記の書類をもらいました。
・Wi-Fiのパスワードの用紙(個室利用者はWi-Fi利用可)
・限度額認定の案内
・面会制限の案内
婦人科病棟に移動
しばらく待機し、指定時間の13時頃にエレベーターで婦人科病棟に向かいました。
病棟はセキュリティ万全!
セキュリティでカードキーをかざさなければ入れないようになっていました。
インターホンで本日入院の私がやってきたことを伝えました。
自動ドアの前に体温計と用紙が置いてあり、検温の上で名前と体温を記入して待っているよう指示がありました。
記入時に手が震えていて、緊張している自分に気が付きました。
初めての入院、明日は手術…
同じ日に入院する方が他に2名いました。
1名はパートナーと思われる男性と一緒。(荷物持ってもらえていいなぁ…)
もう1名は私より若そうな女の子で一人。
順番に1人ずつ病室に案内されました。
入院部屋に行く前に、ナースステーション横で身長・体重の計測がありました。
入院個室
入院した総合病院の婦人科は、基本的に個室(1日11,000円)がメイン。
4人部屋(無料)もありますが、部屋は少なかったです。
・知らない人と同室だと落ち着かなそう(一人大好き人間)
・消灯21時は耐えがたい(個室だと自由)
・手術後にトイレやシャワーを落ち着いて使いたい
こんな理由から個室を希望しました。
結果として、個室にして大正解でした。
術後しんどいときも、人目を気にせず過ごすことができるので快適です。
オナラし放題。
個室なのでYouTubeもイヤホンをせずに見ていました!
電話がかかってきても気にせず取れました♪
コロナの検査
13時10分頃:感染対策スタイルの看護師さん登場
部屋に案内してもらい、10分ほどするとコロナの抗原検査がありました。
まずは右の鼻奥まで長い綿棒のような物を突っ込まれます。
めちゃくちゃ痛い!!
あまりの痛さに笑いが止まりません。
左もやるの…?!
何とか我慢。涙目で終了。
結果が出るまでは部屋から出ることはNG。
陽性の場合はそのまま帰されるようです。
手術の予定も延期。
荷解きしていいのかな?
陽性だったら全回収だよね…
なんとここから2時間、検査の結果が来ませんでした。
コーヒー買ってから来ればよかったです。
ちなみにこの検査は、コロナ5類移行後なので実費(3千円程度)。
入院前に同意書の記入がありました。
オリエンテーション動画を見る
部屋に常備されているiPadにて、入院・手術についてのオリエンテーション動画を見ておくよう指示がありました。
このiPadは入院中自由に使用可能でした。
パソコンは持参していましたが、ベッド上でYouTubeを見るにはiPadがちょうどよかったです!
時間の決まり
・起床は6時、消灯は21時
・朝食7時半、昼食12時、夕食18時
・シャワーは8時30分~17時
シャワー、個室でも時間自由じゃないんだ!?
16時半には入らないと…
薬剤師さんの説明
14時50分頃:薬剤師さん登場
コロナの結果を聞きましたが、まだ結果が出ていないようです。
先に必要な説明をしてくれるとのこと。
手術前後の薬の説明を受けました。
タイミング | 薬の名前 | どんな薬 |
---|---|---|
手術前日(今日) | ・センノシド錠 | ・便を出しやすくする薬 |
手術当日 | ・ソルアセトF輸液 ・ソルデム3A輸液 | ・体内の水分と電解質を補う点滴 ・体内の水分と電解質を補う&ブドウ糖の点滴 |
手術翌日 | ・ロキソプロフェンNa錠 ・レバミピド錠 ・マグミット錠 | ・痛みや炎症を抑える薬 ・胃の粘膜を保護する薬 ・便を柔らかくして出しやすくする薬 |
これらの情報はA4用紙に画像付きでプリントされていて、とてもわかりやすかったです。
手術前の下剤について、子宮筋腫手術のブログを読み漁っていると、液体の下剤を飲んだという内容もわりと見かけます。
病院によって下剤も種類がまちまち。
私が手術を受けた病院は、液体の下剤の服用はなく『センノシド錠』を手術前日夕方に1回のみ。
センノシドはセンナという植物に含まれる成分で、大腸の運動を活発化させる薬。
すぐにお腹が痛くなって便が出るといった類の下剤ではないようです。
薬剤師さんへの質問
Q.日頃快便だけどセンノシド錠を飲んでも大丈夫?
A.大丈夫
私は快便でちょっと油断すると下痢をしやすい体質です。
便秘とは無縁で、下剤はバリウム後にしか飲んだことがありません。
健康な状態で下剤を飲んだら…
下痢、漏れるんじゃない?!
すぐにお腹が痛くなって便が出るわけではないし、大丈夫ですよとの回答でした。
麻酔科医の先生説明
15時20分頃:麻酔科医さん登場
コロナの結果はまだ出ていないようでした。
麻酔科医さんには、アレルギーの有無や、ぐらついている歯がないか等質問をされました。
ぐらついている歯はないのですが、噛み締めが強いため就寝時は歯科で作ってもらったマウスピース(ハードタイプ)をしています。
このことを話すと、麻酔時に普段使用しているマウスピースを装着することも可能とのことでした。
今回は持ってきていなかったのですが、持って来ればよかった!と思いました。
マウスピースをしている人は、入院前に聞いてみるといいかも!
全身麻酔の手術なのでやはり、麻酔については不安が多いです。
気になっていることを沢山質問しました。
麻酔科医への質問
Q.全身麻酔後の副作用(特に嘔吐)が気になる。そんなにひどいものなのか?
A.当病院では麻酔はかなり工夫をしていて、吐き気を訴える人は少ない
私が入院した病院は、婦人科系手術は日本トップクラスの手術件数の病院です。
件数が多いからこそ工夫に工夫を重ねているようで、あらかじめ吐き気止めを入れる等の工夫があるそうです。
一般的には30~40%ほど吐き気を訴える人がいるところを、この病院は10%程度(10人に1人)に抑えらえている(統計データあり)とのこと。
入院前に担当医にも同じ質問をしていました。
医師の腕・麻酔科医の腕・本人の体質が副作用の要素と関連が深いと教えてもらいました。
医師の腕…全身麻酔は長ければ長いほど体に負担がかかります。
医師の腕は悪い人より良い人の方が当然早く手術が終わるでしょう。
麻酔科医の技量…麻酔薬やタイミング等さまざまなコントロールが必要です。
本人の体質…麻酔薬との相性など本人の体質も副作用に影響します。
→実体験:吐き気や寒気は一切ありませんでした。
身近な友人は、吐き気が酷かった人ばかりだったので嬉しい誤算でした!
Q.麻酔は点滴に入れるの?どのくらいで眠るの?
A.点滴に入れる。冷たい感覚があるかも。数秒で落ちる。
以前、腰に麻酔を打つ際にめちゃくちゃ痛かったという体験談を目にしたことがあり、子宮筋腫の手術を躊躇っていました。
今回の手術は、点滴に麻酔を入れるため気が付いたら眠っているとのこと。
→実体験:体感10秒ぐらいで記憶がなくなりました。手術怖い!と怯える時間は想像の何倍も少ないです。
痛みも一切ありませんでした。
Q.どのくらいの時間で麻酔から覚めるの?
術後、手術室での記憶が無いという人が多いけどそういうもの?
A.手術終了に合わせて麻酔が切れるようになっている。その後の覚め具合は個人差が大きい
全身麻酔は体に負担がかかるもの。
なるべく手術終了に合わせて覚醒するようにしているようです。
術後の覚醒は、ググった情報や実体験の友人達の話を統合すると本当に個人差が大きいように感じます。
あまり覚えていないという人も見かけますが、私の場合は覚めた直後からしっかり覚えています。
また、術後に両親に連絡できるタイミングを知りたかったのですが、麻酔からの覚め具合は個人差が大きいので何とも言えないとのこと。
麻酔科医さんには「何かあれば病院から連絡するので、連絡がない限り問題がない証拠と伝えておくと良いでしょう」と助言をいただきました。
→実体験:手術直後から記憶があります。
手術室で目が覚めてすぐに気になっていた「ミレーナは残せましたか?」と質問し、看護師さんが先生を呼んで質問。
残したと先生の声が聞こえたことや、病室まで運ばれたこと等全て覚えています。
また、術後意識はすぐに戻りましたが、傷の痛みで全くスマホを操作する気力が湧きませんでした。
結局両親にLINEしたのは翌日。
あらかじめ両親に、当日は連絡できないと思うと伝えておいて良かったです!
Q.麻酔の副作用で死ぬ可能性はありますか?
A.まず、ない。とても低確率。
Q.私の担当医ってやっぱりすごい人?
A.日本で1,2番の腕だと思う。手術中、近くで見てるけど早い。
麻酔科医は手術中、ずっと手術室で麻酔をコントロールしてくれています。
私の担当医の手術も見ているはずなので聞いてみました。
日本一だと思われる病院を選び、さらには名医と呼ばれる先生を指名していました。
やはりとっても腕が良い先生のようです。
看護師さんも、私の担当医の患者さんは手術から帰ってくるのが早いとおっしゃっていました!
→実体験:手術の所要時間が驚くほど短かったです!(手術体験談2日目に詳細を書きます。)
手術は自分の命を預けるようなもの
先生のことを120%信頼したい!!
リストバンド・採血・おへそのそうじ
15時30分頃:看護師さん登場
コロナの結果は陰性だったとのこと!
予定通り、明日の手術は受けられそうでとても安心しました。
入院患者の証!リストバンド装着
管理用のリストバンドの装着がありました。
バンドには名前のほか、血液型、生年月日、診察券番号も印字されています。
入院中は点滴時、採血時、手術前、あらゆるシーンでリストバンドのバーコードを読み込みます。
寝る時や、顔を洗ったりする際、非常に違和感がある存在です。
このリストバンドは退院時まで外せません。
利き手じゃない方に装着してもらいたかったのですが、目印として利き手への装着になるそう。
すんごい邪魔。
慣れてくると、看護師さんが部屋に入ってきたらバーコード面を上にしてすぐに読み込めるようスタンバイするように。
邪魔なリストバンドですが、入浴施設に来たような気分を味わえることも確か。
あの現金不要で決済できるリストバンドにも思えてくるのです。
「現金を持ち歩かなくても飲食できたり、自販機で購入できて便利だな~」と何度か妄想しました。
弾性ストッキング用ふくらはぎ測定
手術日から手術翌日午前まで「ATストッキング」という弾性ストッキングを履く必要がありました。
下半身の血液やリンパ液の滞りを緩和したり予防したり、血液の循環をスムーズにする助けとなる機能がある薄手のソックスです。
所謂エコノミー症候群的な症状の予防用です。
日頃むくみ防止用ソックスの類を履かないので不安でしたが、履いている間は案外気になりませんでした。
サイズがS~3Lまであるもので、ふくらはぎをメジャーで測られました。
部屋のテーブルにはあらかじめ、MサイズとLサイズが用意されていましたが、私のふくらはぎ周りはSサイズだったようで、Sサイズが用意されました。
病院には各サイズ取り揃えているようなので、どんな脚サイズの人でも安心です。
採血2本
苦手な注射、採血をされました。
手術前に必要だと思うので仕方がないですね…。
翌日の手術のことで頭がいっぱいで、手術の方がよっぽど怖いなんて考えているうちに終わっていました。
また、病室での採血だったので、ベッドで寝た状態での採血でした。
なんならテレビもついていたので、リラックスして採血を受けられました。
さっきのコロナ検査の鼻奥に綿棒的な物をぶっ刺された時の方がよっぽど痛かったです。
苦手な採血の克服方法についてはこの記事を参考にしてください!
ちなみに、たまに体験談で見かける自己血輸血用の採血はありませんでした。
先生に問うと、出血量が見込まれる手術じゃないので不要とのこと。
おへその掃除
腹腔鏡手術ではおへそ部分も切るため、おへそを清潔にしておく必要があります。
オリーブオイルと綿棒で看護師さんが掃除してくれます。
おへそ、きれいですね!
普段、おへそを人に見せるものでもないので初めて褒められました!
ありがとう!
入院中の生活・手術の説明
16時頃:看護師さん登場
先ほどの看護師さんとは別の看護師さんが登場。
入院期間5日間の処置や検査、食事などについて説明を受けました。
また、体温や食事量、排泄回数を記録する用紙もあり、記録するよう指示を受けました。
入院中の流れ
5日間のスケジュールは「入院診療計画書」が用意されていました。
各日の予定や、検査内容、安静度、食事、排泄などについて項目に分けて記載されています。
いつどんな検査があるか、食事を摂れるのはいつか、などわかりやすいので助かります。
この用紙は入院期間中何度も見直しました。
診療計画書はどの病院でも提示してもらえるはずです!
入院時の診療計画は法律(医療法 第6条の4)で義務化されています。
病院には、入院から退院までの医療に関する計画書を作成・交付して適切に説明をする義務があります。
参考:厚生労働省サイト 医療法
上記の診療計画書から私的ハイライトで抜粋したものがこちら!
注射嫌いの私としては入院期間中何回針を刺されるのか、大事なポイント!
4日目以外は注射があります。。。
長い人生のうちの4回だと思って、我慢します!
手術について
・手術は15時開始予定だが、前の手術次第で大幅にズレる可能性あり
・10時までに手術着に着替え、ATストッキングを着用しておくこと
・本日夕食後から禁食。明日9時以降、飲水禁止
・手術前に指定の準備(※)を終わらせておくこと
・手術直前に排尿すること
・手術3時間後より水分摂取可能見込み
・手術後はベッド上安静。物を取る等は看護師に頼んで!
などの説明を受けました。
10時すぎから点滴を始めるのでそれまでに着替えを済ませておいてほしいとのこと。
手術が15時予定なら、ATストッキングはもっと後でも良いのではないかと質問しましたが、点滴後は着用しにくくなるので、点滴前に履いていてほしいとのことでした。
また、手術が15時開始予定ならば点滴をその付近にすればよいのでは?と質問しました。
朝9時以降、水分摂取NGになることから脱水を防ぐ点と、水分が不足すると血管に影響し手術時によろしくないという理由を教えてもらいました。
点滴を後ろ倒しにしたくて粘ってしまいました…
(良い子は真似しないでください。)
※「手術前の指定の準備」とは、下記内容でした。
・T字帯と夜用ナプキンをテーブルの上に置く
・ブランケットをテーブルの上に置く
・手術翌日に着るパジャマと下着、ナプキンを窓際に置く
・手術後に飲むペットボトルの水をストロー付きキャップにセットして用意
手術から戻ってきたら、ベッド上で安静のため動くことができません。
そのため、手術前に用意をしておく必要があります。
また、T字帯は自分で購入しておく必要がありました。
病院の売店でも販売していますが、割高です。
Amazonの方が安かったので、事前にAmazonで購入しておきました。
T字帯なんて初めて聞きました。
形が色々あるようですが、病院指定はこのワンタッチタイプのものでした。
センノシド錠服用
先ほど薬剤師さんから説明を受けていた、便を出しやすくする薬「センノシド錠」を今飲むように言われました。
バリウム時以外で下剤を飲んだことがなく、不安でいっぱい。
・夕食前に飲んで大丈夫ですか?
・下痢、漏らしませんか?
・快便なのですが、本当に飲んで大丈夫ですか?
下痢が漏れないか、しつこく聞いてしまいました。
過去の事例も気になるところです。
寝ているときに下痢を漏らした人はいますか?
これまで下痢を漏らした人はいないそうですが、漏らした場合ナースコールしてもらえれば処理します^^と言ってもらえました!
優しい!でも漏らしたくない!
看護師さんに質問
Q.手術中、貴重品ボックスのカギはどうなるの?
A.看護師に預けてください。術後に返却します。(意識が無いようであれば腕にはめておく)
貴重品ボックスのカギは、銭湯のロッカーキーのように腕にはめるタイプの輪がついているものでした。
Q.手術後、目覚めたらナースコールを押すの?
A.30分に1度見に来るので、その時に声をかけてくれたらよいです。
術後は頻繁に看護師さんがチェックに来るとのことです。
30分に1回やってくるので、その時に声を掛けてくれたら良いとのことでした。
シャワー
16時35分:シャワー
色々と説明を受け、終わったのは16時20分頃。
シャワーの時間は17時までと決められています。
シャワーの準備をして急いでシャワーに入りました。
困惑したのが、バスタオルを置くスペースがないこと!
バスマットもないためシャワー後、水滴だらけで部屋をうろつくことになってしまいます。
ここで非常に便利だったのが、持参したフックピンチ!
バスタオルを挟んで、隣のトイレのドアに掛けて使用しました。
術後あまり動けない時に、ベッドのポールに吊るして物をはさんでおいたり、スマホの充電ケーブル・延長コード等を吊るしたりするのにも便利。
退院後も、日常生活で帽子やアームカバー等を干す際に重宝しています。
ハンガーにかけにくいものを挟んで干せるので便利♪
全く同じ商品は楽天でも購入可能です。
明日の手術当日はシャワーに入ることができないので、入念に髪や体を洗いました。
サヨウナラ。傷がない私の身体…
夕食
18時30分:夕食
オリエンテーション動画では、夕食は18時とのことでした。
入院は13時からと指定されており、手続きもあるので12時30分には病院に来ていました。
昼食は11時台に食べていたのでお腹がペコペコです。
18時になっても夕食がこない!
15分経ってもこない・・・
廊下を見ても配膳している様子がない。。。
絶食タイミングが間違われているのかな?と不安になりました。
初めての入院&入院後初食事なので、どのぐらいの遅れがあるのか予想もつきません。
また、間違われていた場合、どのタイミングで声をかけたら夕食用意が間に合うのかも想像がつきません。
すると、30分遅れで食事がやってきました。
配膳順を間違えてしまった、とのことでした。
初回の間違え!(涙)
こういうイレギュラー不運が起こりがちの人生
メニュー♪1日目 夕食
・鶏肉の照り焼き
・白滝の五目炒め煮
・白米
・バナナ(1/2)
・温かいお茶
初めての入院食!!
普通においしかったです。
日頃は夜は炭水化物を控えるようにしているので、白米を食べることが新鮮でした。
明日は1日中絶食のため、しっかり完食しました。
食事後は、ナースステーション前にトレーごと空いた食器を下げに行きました。
回収用のワゴンにトレーをさします。
私は身長が168cmで高いほう。
他の人が入れにくいであろうワゴンの一番高いところにトレーを返却しました。
入院=体調が悪い人が大半。小さなことでも自分ができる配慮はしたい!
ちなみに、ドラマ等の入院時の光景で目の当たりにするベッド上で食事をしているシーン。
あんな感じで、ベッド上にテーブルを用意して食べるの?と思っていたのですが、実際は窓際の机+椅子で食べました。
ベッド上で食べたのは、術後初の食事1回のみ。
あとは全て机で食べました。
ベッド上は普通に食べにくいです!
微熱発生
19時30分頃:体温計測
朝・昼・夕と検温を命じられているため、夕食を食べてしばらくしてから体温計で熱を測ることにしました。
なんかちょっと熱っぽい気がする…
37.3℃
このまま体温が上がり続けたらどうしよう(焦)
平熱は36.5℃ぐらい。
37.3℃は私としては微熱です。
このまま熱が上がり続けたら、明日の手術が中止になるのではないか?と不安になりました。
恐怖の手術ですが、一度覚悟したのに日を改めるとなると、また緊張感が走るので避けたいところ。
入院準備も大変だったので、なんとしてでも予定通り明日の手術は受けたい!
ナースコールを押すほどでもないと思ったので、歩いてナースステーションまで行きました。
ちなみに5日間でナースコールを押したのは手術後に1回だけ!
半年前に別病院で同じ手術をした友人は、術後の痛み&吐き気が酷くてナースコールを沢山押したと言っていました。
同じ手術でも、症状は人それぞれなのです。
看護師さんに伝えたところ、37.3℃なら様子見で大丈夫とのことでした。
これ以上、熱が上がらないように解熱剤とか飲んだ方が良いのでは?とも聞きましたが、大丈夫とのこと。
「もし明日、熱が高くなっていたら手術はどうなるのですか?」と聞くと、発熱の原因によっては中止になるとのこと。
再度コロナの検査をして陽性などの原因であれば中止になるようです。
就寝…眠れず
21時:就寝チャレンジ
微熱もあることだし、明日は手術なので早めに寝ようと21時にはベッドに入りました。
20時56分には、大便がでました。
下剤によって、下痢を漏らす心配があったので少し安心しました。
ベッドの上で気を紛らわすために、iPadでYouTubeをしばらく見ていました。
個室のため消灯時間は自由。
現状手術前で健康なため、看護師さんの巡回もありません。
22時くらいに自己消灯しましたが、全然眠れません。
手術は、自分は寝ているだけ。
頑張ってくれるのは先生。
麻酔ですぐに寝るから怖くない!
とは、頭で理解しようとしても気持ちがソワソワして眠れないのです。
大きな病院なので救急車の音が定期的に聞こえます。
そして婦人科病棟なので、赤ちゃんの泣き声も時折聞こえます。
耳栓は持ってきていたのですが、耳の穴が小さく入れるのがいつも大変。
耳栓をしたとて、気持ちの問題で眠れなそうに思ったので、耳栓は使いませんでした。
熱はじわじわ上がっている感がありました。
熱を測ると絶望感を感じそうだったのであえて測りませんでした。
陽がのぼる頃に熱が引いた感がありました!
結局、一睡もできずに朝を迎えました。
薬剤師さんからもらった紙に、要求すれば寝付きをよくする薬をもらえると書いてありました。
しかし、睡眠導入剤的な物は日頃飲まないので飲みたくない気持ちと、寝不足の方が術後によく眠れるのではないか?と思い、時の流れに身を任せました。
手術日に寝不足はあんまりよくないと思うから、看護師さんに相談したほうがよかったかも!
まとめ
13時に入院だったので、半日のできごとでしたが初日はイベントが盛りだくさんでした。
初めての入院・初めての手術。
疑問も沢山ありました。
担当医、看護師さん、薬剤師さん、麻酔科医さんに色々と質問はしましたが、自己割愛した部分もあります。
・おへそのどのあたりを切るの?
・切った傷は縫うの?何か貼るの?
など他にも色々!
自己割愛して聞かなかった理由は、時間は過ぎるものでなるようにしかならないし、まぁいいかな~と思ったからです。
聞いて不安になるぐらいなら、聞かなくてもいいかな、という考えもありました。
不安が解消できる内容なら聞くけど!
こんな感じで私の入院1日目を終えました。
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