おはようございます!こんにちは!こんばんは!ICL手術を経験した101号室の佐藤(38歳)です。
品川近視クリニックでICL手術をした体験談です。
レーシックをするつもりで予約して検査をしましたが、レーシック不適合のため急遽ICLに変更。
実際の手術の流れやどのくらいの時間がかかるのか、ICL手術の内容などの具体的な体験談です。
経験者目線の手術詳細と、眼科医に教えてもらった緊張を和らげる方法、手術した結果おすすめできるかできないかもお伝えします。
手術の内容や流れは調べたらわかるけれど、実際の体験者の話を聞くと安心できませんか?
レーシックやICLを検討している人にとって、参考になる体験談を書いていきます!
タイムテーブル【ICL手術】
私の場合はざっと下記のような流れでした。
一日レーシックプラン(検査と手術を同日で終わらせるもの)で予約し、検査の結果ICL手術となりました。
10時30分
・病院着、受付(コロナ対策で当日の体温等記入有り)
・検査開始
13時30分
・全ての検査終了
・手術について決断(レーシックであれば種類もここで確定)
・医師からの説明
・ お支払い
14時30分
・瞳孔を開く目薬を10分置きにさすタイム
・手術室があるエリアに移動
・執刀医の診断
・看護師さんに麻酔等別の目薬を数種類、数分置きにさされるタイム
17時00分
・手術開始
17時30分
・手術終了
・一時間リクライニングチェアで休憩待機&術後検査
18時30分
・解放(帰宅)
お昼ご飯を食べる時間はありませんでした。
10時半から18時半までの8時間、食事なし!
手術時間まで一旦解放、ということはなくずっと病院に缶詰め。
品川近視クリニックで1日プランを申し込む人は、朝食をしっかり食べていくと良いでしょう。
▼検査までの内容は別記事をご参照ください。
手術室に移るまで【ICL手術】
検査の結果、レーシックNGとなりICL(眼内コンタクトレンズ)手術を選択。
1日レーシックプランで予約していたため、私の目に合った度数のレンズの在庫があれば、当日手術可能とのことでした。
結局、両目とも在庫があり当日手術可能となりました。
レンズの在庫がない場合は、入荷する日以降で手術日を決めて後日の手術になります。
医師の診断
目の検査を沢山したあとに、医師の診断がありました。
ここで手術の内容の説明を受けました。
手術内容の説明は、目を切って、レンズを入れて、固定させるということを聞きました。
ICL手術の詳しい内容は下記記事をご参照ください。
色々不安な事などを先生に質問・相談もできます。
レーシックでどのレーシックにするか迷っている方も、検査の看護師さんより医師に相談することをおすすめします。
より明確な答えをもらえて安心できます。
手術に関してだけではなく、とても不安なことも伝えました。
すごく怖いのですが、気が紛れる方法はありますか?
すると!
あー順調にやってるな~と思っていればいいですよ
という余裕に満ちた回答でした!
え?そんな呑気なテンション?と思うとちょっと気が楽になりました。
ただ、この「あー順調にやってるな~」作戦は実際、手術中にとても有効でした!
お支払い
医師からの説明後、支払いを済ませました。
品川近視クリニックでは、術後ではなく術前に支払いです。
手術後は見えづらいし、早く帰りたい気持ちが強いから先払いでよかったです!
紹介割引3万円後の金額で…
507,000円(税込)
高い…
この時点で別の意味で具合が悪い…
病院によって、支払うタイミングが異なります。
後日手術の場合、先にレンズ代だけ入金という病院もあるようなので自分が行く病院の支払い方法は調べておくとよいでしょう。
ひたすら目薬(セルフ)
支払い後は専用の待合室で瞳孔を開く目薬を10分置きにさすように言われ、10分おきに目薬を差し続けました。
個人的に目薬マラソンと呼んでいます!
待合室にはレーシックやICL手術を受ける人が何人かいました。
皆、同じように目薬マラソンをしています。
たまに看護師さんが瞳孔の開き具合をチェックしに来ます。
そして瞳孔が十分に開いた人から、手術前の待合室エリアに移動していきました。
私は3回目くらいのチェックでOKが出て移動しました。
ひたすら目薬(看護師さん)&執刀医の診断
移動してからは、看護師さんにより別の種類の目薬を数分おきにさされました。
目薬マラソン~ナースコース~です。
その後、同じエリアで実際に手術をしてくれる医師の診断がありました。
検査後に説明してくれた先生とは別の先生でした。
穏やかな感じの先生でこれまた安心。
自分の目にメスを入れる先生と話せて安心できた!
ただ、手術が迫ってきてどんどん不安が増していきます。
同じエリアにいた一人が呼ばれて手術室に向かっていきました。
2,30分ぐらい経つと、二人目が呼ばれていました。
順番がわからないのでいつ呼ばれるのかと緊張感があります。
ずっと続くドキドキと、待ち疲れ、空腹でだいぶネガティブな気持ちが強くなっていました。
手術室前に移動
1時間弱経過し、やっと呼ばれましたが今度は手術室前の椅子でまたしばらく待つことに。
手術室の目の前のベンチ。
もうドッキドキMAXです!!
私は今まで一度も手術を経験したことはありません。
人生初の手術ということと目にメスを入れられる恐怖でかなり緊張していました。
ICL手術内容(リアル体験談)
いよいよ手術室に呼ばれました。
手術台に上がってからは緊張で体全体が硬直していました。
手術が終わって立ち上がた際に、肩や腕などにも力が入っていたことを実感し、どれだけ自分がガチガチだったか実感しました。
手術は両目なので、片目が終わってももう一度同じ怖い思いをするという絶望感が待っていました。
①目を開かれます
まず片目。
目の部分だけあいたカバーを顔に被せられます。
目の周囲はテープのようなもので留められます。
器具で固定されて目を強制的に瞬きできない状態に開かれます。
②液体をドバドバ
洗浄するため、液体を目に沢山かけられます。
①でカバーをかけられている&テープで隙間を塞がれているので、髪の毛が濡れることはありません。
点眼の麻酔のせいか、痛みは全くないよ!
③目の麻酔
待っている間の目薬マラソンでも麻酔は含まれていましたが、ここで改めて麻酔薬を点眼されました。
上部から目に当てられている光をまっすぐに見ているように言われます。
ぼやけていはいますが、3点の光が見えました。
眼球はなるべく動かさないようにした方がよいので、必死で光を見ていました。
動揺してキョロキョロ眼球を動かさないように注意!
④目の切開
「はい、切りますよー」ということは言われませんでした。
恐怖を与えないように、あえて言わないのかな?とも思いました。
液体ドバドバ~からの麻酔、ときたら次に「切られるな」とタイミングでなんとなく察することができます。
瞳孔は開いているしメスはよく見えませんでしたが何か物体が近付いてくるのはわかり、今から目が切られる!と理解できました。
恐怖度MAXの瞬間です!
人生で最大の恐怖でした!!
切られているはずではありますが、痛みはありませんでした。
痛くない点は安心できますね。
⑤レンズ挿入
折りたたんだレンズを挿入し、眼内で広げられます。
広がったときなのでしょう、見続けていた光の見え方が変わりました。
よりハッキリ見えます。
⑥レンズの固定
レンズを挿入した後、レンズを固定する作業が行われます。
これがとても苦痛でした。
目を切るところが最大の難所だと思っていたので予想外!
位置の調整を行っているのでしょう。
押されている感じがするのですが、目の中から押されている感覚という人生で一度も味わったことのない嫌な感覚。
このとき、こめかみがズキンと痛んだのです。
目ではなくこめかみが!
さっきの「恐怖度MAXの瞬間」が一瞬にして更新!
こっちが恐怖度MAXです!
これは失敗?!失明するの?!怖い怖い!と恐怖に陥りましたが、失敗でも何でもなかったです。
誰でも押される感覚はあるようなので安心してください。
ただ、色んな人の体験談を探しても私と同様にこめかみが痛んだという体験談は見つけられませんでした。
稀なのでしょうか?かなり怖かったです。
押される感じがあるのはほとんどの方が体験談で書かれています。
麻酔で痛みは感じませんが感覚は感じるものなので、だいたいの人が圧迫感を感じるのでしょう。
兎に角、目の中から押されるような圧迫感はかなり恐ろしかったです。
逆の目の手術
私は右目からだったので、次は左目も上記と同じ手順です。
「半分終わった!良かった!」なんて余裕ないです。
こんなクッソ怖いこともう一回やるの?!
という絶望感しかないです。
「慣れ」なんて生まれないです。
むしろどんなことをやられるのか、どれくらい怖いか片目で体験しているので、もう片方の目の手術はより恐怖度が増していました。
さらに、左目の方が固定に時間を要しました。
右目の時とは異なり、ちょっとこっちの方向見てくださいという指示もありました。
本当に苦痛の時間でした。
ということで両目が終わり、やっと手術完了です。
手術室に入ってから出るまで20分~30分程度だったと思います。(時計を見る余裕がありません!)
手術の緊張を和らげるアレコレ
約40年間生きてきた中で一番の恐怖体験でした。
ダントツ一位です。
1回だけで殿堂入りです。
みなさんもかなり怖いと思います。
少しでも恐怖心を和らげるコツも書いておきますね。
どれも日常生活では何の役にも立たない佐藤オリジナルのくだらないプランですが是非参考にして欲しいです。
手術室の陽圧チェック
これ結構おすすめです。
ホコリなどが入らないように手術室は気圧が高く設計されています。
よって、手術室の扉が開くと中から外に空気が流れ出るのがわかります。
手術室は滅多に足を踏み入れられる場ではないので、観察してみましょう。
手術直前にちょっとだけ冷静になれます。
医師推奨「あ~順調にやってるな」作戦
検査後の先生に言われた言葉です。
あー順調にやってるな~と思っていればいいですよ
特に目を切られるときに有効です。
痛くはないので、「あー順調にやってるなー」(棒読み)と心の中で唱えていました。
内心はバクバクですが、『怖い』に意識を集中させてしまうと気が狂いそうになります。
余計な事を考えて、なるべく冷静でいるように心がけましょう。
自分は虫だと思い込む
3点の光を見ているように言われ、見ていましたが多角形のようなハニカム構造に見えました。
まるでハエなどの虫の目のようでした。
虫の目って個眼というものが蜂の巣のように集合しているのです。
虫。自分は虫なんだ、と言い聞かせました。
彼氏に言われたムカついたことを思い出す
彼氏に「ブスになるから俺の前で眼鏡かけないで」と言われたり、手術前もレーシック経験者の彼氏に「怖い」と漏らしたところ「言い訳するくらいならやめたら?」と言われました。
怖いから怖いと言っているだけ。何でそんな冷たい言い方するの?
と返したところ、
「別に俺の目じゃねーし」と言われました。
目の手術にあたり、彼氏に色々ムカつくことを言われていました。
それらを思い出し、我慢!我慢!と耐えました。
こんな冷たいことを言う交際相手も早々いないと思うので、妄想してみてください。
ちなみに手術1週間後、お別れを告げました!
とにかく、目に集中せず余計なことを考えるのがおすすめ!
ICL手術の感想・まとめ
レーシックをした人、ICL手術をした人はそろって「絶対にやった方がいい!」と言います。
麻酔によって痛みがないので、我々の敵は「金額」と「恐怖」の二つになるかと思います。
生活面を考えると本当にやって良かったです。
コンタクトや眼鏡が不要の生活の快適さは大きいです!
そしてICLはレーシックと異なり角膜を削っていないので、ドライアイが進行することもなく全く問題なく過ごせています。
ただ、人生で最大の恐怖だった私にとっては、あんなに怖い思いを人にすすめられない!とも思います。
私は注射すら恐怖な人間なので、人より恐怖心は強かったと思います。
あんな怖い思いを「やってみたら?」とは気軽に言えない…
ドライアイとか自分の眼鏡姿が嫌とか目がもうコンタクトに耐えられない状態とかコンプレックスや負の要素と恐怖心を天秤にかけて、コンプレックスの方が上回ったらやった方が良いと思います。
そこまで悩んでないよ~と言う方にはおすすめしません。
やっぱり目にメスを入れられるのは怖いです。
手術は後悔していないし、術後の暮らしに満足はしているけど手放しではすすめられない、そんな心境です。
私は自分の眼鏡姿が本当に嫌だったのでやってよかったと思っています。
そして昼食を食べられなかった事、人生で一番の恐怖体験で脳も使ったのでしょう。
1日で1.5キロも痩せていました。
✔やりたい理由・コンプレックスと恐怖心を天秤にかけてみよう
✔手術中は余計な事を考えよう
✔手術は怖いけどやってよかったと思っている