夫のモラハラが原因でモラ夫の仕事中に逃走、その後「婚姻費用分担請求調停」を自分で申し立て、離婚調停を経験し無事離婚に至った102号室の自称「調停離婚界の伝道師」渡部です。
モラ夫から逃走して一人暮らしをするにあたり、賃貸契約の諸経費や実際に買った家具家電、生活用品等、どのくらいの費用がかかったかお伝えします!
実際の支出ファイルも公開。別居費用の検討がつかなくて困っている方は是非参考にしてください。
なお、逃走型の別居向けの内容になっています。
話し合いで別居する方には参考にならない点もあるかと思います!
モラハラ夫から逃げた方法・準備期間
私の場合は、モラ夫が会社に行った直後に、段ボールに荷物を詰めて運び出して逃げました。
当日の梱包は、両親にも手伝ってもらい2時間程度でした。
出て行こうと思ってから実際に出ていくまでの期間は約1年でした。
引き出しの中のものを100均のプラスチックケースで仕切って入れるなど、少しずつ荷造りしやすいようにさまざまな工夫をしました。
・お金を貯める
・季節物の衣類など無くてもバレなさそうな物は事前に実家に発送
・持ち出す物はなるべくケース類に収納
・資格取得と就職
・モラ夫の銀行口座と収入確認
・モラハラの記録(都度)
離婚別居時に必要な物って?
お金持ちじゃない限り、夫と別居や離婚しようと考えた時にまず頭によぎるのが金銭的な不安だと思います。
そりゃ、お金さえあればすぐにでも別居したいっ!
もしお金がたくさんあれば、遠くに逃げることも容易でしょう…。
私はお金持ちでも何でもない庶民です。高学歴でもありません。大学も出ていません。。。
さらには主婦で無職でした。
別居にあたりお金のことを考えると、生活するのに購入するものは必要最低限に留めるに決まっています。
しかし、いざ別居をしようとすると焦りから優先順位を誤ってしまったり、いらないだろうと思っていたけど実際困ったものもありました。
私の実体験を元に、本当に必要な物をお伝えします!
離婚前提の逃走時にいるもの
モラ夫から逃げた当日、シャワー時にシャンプーやボディソープが無ければ困りますよね?
シャンプー、ボディーソープ、いる。
事前準備として、買い置き風に余分に買っておき、それを持ち出しました。
タオルがなければシャワー後困りますよね?
タオル、いる。
髪が長くて猫っ毛の私は、シャンプー後にドライヤーで髪を乾かさなければボサボサになるうえに、頭が冷えて頭痛に発展することもあります。
ドライヤー、いる。
カーテンがない部屋って、室内丸見えでモラ夫から逃げている身としても怖いですよね。
夜は電気をつけないわけにはいかないですし、電気をつけた室内は暗い外からは案外丸見えです。
女性ならなおさら防犯上、カーテンは必須です。
カーテン、いる。
※賃貸物件の内見の時点で窓のサイズを測っておきました。
鍵を受け取ってまたサイズを測って購入するという時間はないので、不動産屋と内見の時点で窓のサイズを測っておくことを強く推奨します。
最終的にどの物件に決めるかはわからないので、ここは無い!と思う物件以外は全部測りました。
夜どうやって寝るの?
布団・ベッド、いる
しかーし!布団・ベッドって簡単に言っても実際は、・掛け布団カバー ・ベッドのフレーム、ベッドパットor敷布団 ・シーツ ・枕 ・枕カバーと、買い揃えると結構な金額になります。
全て込みでレンタルしている業者もあります。実家に帰る予定があるなど先々ずっと別居を続ける予定がないとか、離婚がどうなるかわからない方はレンタルするのも手だと思います。
ちなみに私は、布団は実家から送ってもらいました。羽毛布団で軽いのとつぶせば案外小さくなるので送料は思ったよりかかりませんでした。
ベッドは、無印良品の『脚付マットレス』を購入しました。
モラ夫と結婚する前に一人暮らしの時も使用していて、二度目の購入です。
一番いいところは、通常のベッドを買おうとするとベッドフレーム+マットレス代がかかってしまうのですが、この商品はマットレスに脚をつけられるのでベッドフレーム代がかからないところ!
さらに、ベッド下に収納ケースを収められるところ!あまり広い部屋は契約できないので・・・収納大事です。
■無印良品 脚付マットレス(Amazon)
■無印良品 木製脚・20cm/ナチュラル(M8) 4本組(Amazon)
■無印良品 ポリプロピレン衣装ケース引出式 幅40×奥行65cm (小)
脚の高さに合わせて、ポリプロピレン衣装ケース・引出式のサイズを購入すればピッタリ収まります。
(似たような名前の衣装ケースがあって、どれが自分のベッドに合うサイズのやつ?!とちょっとイライラしたのは内緒)
物干竿も案外盲点です。部屋によっては、無いとどこにも洗濯物干せない状態になるので内見時にしっかり確認しましょう。
車がない私にとっては、近所でふらりと購入するのは大変。
キッチンのスポンジ・洗剤など高額ではない細かな物を買う時は、ヨドバシドットコムもおすすめです。なぜなら送料無料だから!
離婚前提の逃走時にいらないもの
逆に逃走当日に用意をしていなくても困らないものもあります。
テレビ、無くても困らない
むしろ最近テレビなしで生活している人もいます。
テーブル、無くて余裕で生きて行ける
段ボールで代用可能でした。
掃除機、当面クイックルワイパーで過ごせる
ハウスダストのアレルギー持っていますが、入居時は部屋は業者によって清掃されているし、小まめにクイックルワイパーをしていれば目がかゆくなることもありませんでした。
生活を始めるときに全てを揃えておく必要はないので、必要最低限の物をまずは準備しましょう。
人にとって、何が大事かは異なります。
私にとってはドライヤーは譲れませんが、自然乾燥でも全然苦じゃない人もいるでしょうし、テレビは無くても大丈夫ですが、テレビがないと絶対にイヤ!って人もいると思います。
テレビは気を紛らわせたり、精神的に大事なアイテムになる人も♪
自分にとって必要なものをいつまでに揃える必要があるか計画をしましょう。
引越時に無くて困った意外なもの
案外無くて不便だなと思ったのが、冷蔵庫でした。
引っ越してすぐに料理もしないし、困らないだろうと思っていたのですが…
冷蔵品を買い置きできいのは案外不便なものだと実感しました。
インターネットは、色々検索することが多いので、ネット環境付物件やパケット通信料多めのスマホプランの方以外は早めの契約を推奨します。
知らない地での生活となると調べなければわからないことだらけです。
近くのスーパーや100均といった生活のことや、無料弁護士相談や離婚についても沢山検索したのでスマホの通信量があっという間に上限までいってしまい速度制限がかかりました。。。
私の場合は、引っ越し先がインターネット無料物件ではなかったので、仲介の不動産屋と提携していた所のインターネットを契約しました。
ただ、ネットを契約するときはよく確認しましょう。契約した後で、3年契約で途中解約の際は2万近く解約金が生じるプランと知り、部屋の更新は2年スパンなので解約金なしで解約しづらいことが発覚。。。
部屋の更新タイミングはだいたい2年なので、途中解約料がかからないように引っ越しと同タイミングで2年契約のプランを契約することをお勧めします。
また、毎回インターネット契約後の色々な機器の設定につまづいてしまします。
NTTから届く機械(ONU)とルーターの接続がわからなかったり。自分でWi-Fiのルーターを購入しなければならないですが色々規格がありどれを買ったらいいかわからなかったり。
高いと回線速度早いの?安いと遅いの?とかちんぷんかんぷんすぎます!
そこですっごく便利だなと思ったのが、ネットの開通までにと送られてきた「SoftbankAir」というもの。設定不要でコンセントにさすだけでした。あれ、マジで神!
CMで「工事がいらない」って的場浩司やU字工事がやってますが、工事がいらないというより私的には設定がいらないところが神でした!!
一時的なレンタルだったのですぐにおさらばしてしまいましたが・・・。
光ってなに?ADSLってなに?回線事業者とプロバイダーって違うの?!ONUってなに?モデムと違うの?Wi-Fiルーターだけじゃだめなの?よくわからない!という方は、とりあえず「SoftbankAir」を使うのも良いと思います。
※スマホがSoftbankじゃなければダメとか料金が高くなる、ということはないのでご安心を🐕
家具家電を買わずにレンタルする手段
かしてドットコムでレンタル
私の場合は、1年間の準備期間でフルタイムでの仕事をしたり、モラ夫との生活の中で節約してへそくりのように貯めておいたお金があったので全て購入しましたが、金銭的に買い揃えるのはまだ厳しい、でもないと生活に困る!という場合は、レンタルという手もあります。
実際私も「かしてドットコム」のサイトを見て検討しました。
レンタルって高くつくと思っていたのですが、見てみると思ったより高くない印象でした。
中古or新品を選べたり、期間も30日・90日・半年・1年・2年と選べたり、家電のサイズも選べるので必要最低限でチョイスすれば案外安く借りられます。
数か月は逃走生活をしてその後は実家に戻る、今後仕事を探して今住んでいるところと別の地域に引っ越すかもしれない、など先の予定がわからない人は取り急ぎレンタルでそろえるというのも十分アリです。
実際、レンタル家電で一人暮らししている友人がいますが特に不便はないとのこと。
その友人談ですが、コインランドリーで洗濯を済ませていたそうですがあるとき、衣類にワキガの臭いが移ってしまい、なかなか取れなくなったそうで・・・。洗濯機もレンタルすることにしたそう。
金銭的な面のほかにも、レンタルで借りた方が衛生的にも安心なのではないでしょうか。
家具のサブスクを利用する
家具・家電のサブスクを利用することも視野に入れましょう。
「airRoom」は日本最大級、人気家具・家電ブランドの商品を月額定額で利用できる家具・家電のサブスクリプションサービスです。
家具や家電は、部屋の中での面積を大きく占めるものなので、離婚がどうなるかわからない、先々どうなるかわからないけどとりあえず生活するためということであれば、サブスク利用も賢い選択肢です。
実際の購入品リスト&支出表
実際に何をどのくらいの金額で買って実費でいくらかかったのかを公開します。
本当にガチの実際のリストです!
自分のメモ用なので本当にExcelでちゃちゃっと作ったものなので、見づらい点はご容赦ください!
どなたかの参考になるのであればという思いで公開します。
▼実際購入した物と金額の表
※荷物の運搬は両親が手伝ってくれて、大きめの車をレンタルしてくれたのでかかりませんでした。
※関東での金額です。北海道など礼金の文化がない地域では賃貸物件の初期費用もう少し安いと思います。
結局・・・約70万円かかりました。
ただ、私の場合は実家に戻る気も再婚する気もなく、この先も一人であろうことから長く使うことも考え、ちょっと良い物を購入した物もあります。
掃除機はダイソンを買う気はなかったのですが・・・。どの掃除機を買うべきか調べているうちに疲れて、ハウスダストアレルギー持ってるし!と自分に言い訳してダイソン買いました。(でも最新の型ではない)
洗濯機もテレビもレンジも炊飯器も、もっと安い物も沢山あります!
家電量販店がヨドバシ・ビッグカメラ・コジマと別れているのは、最安値で売っているお店を選んだからです。主にWebで購入していますが、冷蔵庫と洗濯機はサイズ感がつかめなくて店頭に見に行きました。
洗濯機は店頭で見て7キロの物を買おうと決めて、ネットの方が安かったのでネットで買いました。
冷蔵庫は、店頭にて割り引かれていた展示品を購入しました。
モラ夫にバレないようにコソコソ準備を進めていたこともあり、リスト化しておかないと買う内容・買った・買ってないがわからなくなってしまったり、普通の引越と異なり、段階的に届けてもらうことはできずピンポイントで引越(逃走)当日に届くようにしてもらわないといけなかったので、何が・どの業者から・どこの宅配業者で届くか把握しておかなければパニックになるので、しっかり管理しましょう。
ただし、リストはバレないように気をつけよう!
隠し方はこの記事「」も参考にしてください!
参考記事:【モラハラ実体験】日記の書き方と安全な保存方法【証拠】
別居を決意したら、必要な物をリスト化してどのくらいの費用がかかるか計算してみましょう。
上記の表ではわかりやすいように非表示にしていますが、「予算」の列があり事前にこれくらいかな?という金額を計算していました。(当初の予算だと約45万だったのですが・・・)
必要最低ラインを選べば、絶対71万もかかりません。
どんなものが必要になるのかの参考にしていただければと思います。